番外編 私的・SIGMA Photo Pro の使い方
2019年 05月03日 22:00 (金)
2019.5.3作成

1. SIGMA Photo Pro のダウンロード
2. SIGMA Photo Pro の現像手順
3. モノクロームでの現像
4. 作例
1. SIGMA Photo Pro のダウンロード

SIGMAのRAWファイル"X3F"は、Lightroom・フォトショでは開けません。
SIGMAのホームページより、SIGMA Photo Proをダウンロードする必要があります。

サポートからダウンロードを。

カメラ製品からソフトウェア。

SIGMA Photo Proを選択したら・・・

後は指示に従ってダウンロード。
2. SIGMA Photo Pro の現像手順

SIGMA Photo Pro(以下SPP)を起動します。
メインウィンドウで、サムネイル表示の種類を選択します。

サムネイル表示

クイックチェック(サムネイル横)表示

クイックチェック(サムネイル縦)表示

拡大表示
しかし、実際の画像より画質が劣ります。

サムネイルをダブルクリックすると、レビューウィンドウ・調整パレットが表示されます。

このボタンで「表示ガイド」が表示され、「警告」のチェックボックスで露出警告のオン・オフが切り替えることが出来ます。
また赤丸横のボタンは、調整パレットの表示・非表示の切り替えとなります。

画像を拡大する時は、「表示モードの切り替え」をクリック。

待ちます。

拡大表示。

サムネイルの拡大表示とはまるで違う、解像度の高い等倍画像を確認することが出来ます。

赤枠の部分で、基本的な調整を行います。
調整パレットの一番下に「トーンカーブ」とありますが、これは現行モデルのQuattroセンサー機からの機能でMerrillセンサー以前のモデルでは使えません。
赤枠上にあるディテールも同様です。

メニューバーの"SIGMA Photo Pro"から環境設定を開き、「前回の調整設定で開く」をチェックしておくと新しいファイルを開いた時に前回の設定がそのまま適用されるので、似たような写真を続いて現像する時には便利です。

続いては、SPPの特筆すべき機能である"X3 Fill Light"について。
ザクっと言うと、明部の露出は変えずに、暗部の露出のみを補助光的な効果により補正するという機能です。
プラスに振ると暗部が持ち上げられ、全体的に明るくなります。

マイナスに振ると、暗部が沈んだように暗くなるのです。

さらにコントラストやシャドウを調整すると、独特な雰囲気の1枚を作ることが出来ます。

画像を保存します。
JPEG/TIFFをクリック。

この画像のままで良ければ、保存先を指定しJPEGで保存。
私の場合はTIFF 16-bit で保存してLightroomで読み込み、さらにフォトショで追い込みます。
なお、SPPには傾き補正、トリミング等の機能はありません。
3. モノクロームでの現像

お次はモノクロモード。

フィルムグレイン、周辺減光効果などのメニューが加わります。

モノクロこそ"X3F Fill Light"をマイナスに振りたいのですが、元の写真が暗く真っ黒になるので露出・シャドウをプラスに振った上でフィルライトを落として現像してみました。
4. 作例

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
雲が面白いと、X3F Fill Lightをプラスにするかマイナスに振るか悩むとこです。
X3F Fill Light マイナス

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
X3F Fill Light プラス

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
「鉄モノ」も楽しい被写体です。
X3F Fill Lightをマイナスに振って現像した上で、それでも消えなかったピンクの看板をフォトショで消しました。

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
極端にプラス方向に振ると、HDR風な1枚が出来上がります。

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
続きましては料理写真。

<等倍画像>
料理写真に関しては、基本絞り開放 f2.8で撮ってます。

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
赤魚の煮付け。

<等倍画像>
フォビオンで撮るようになってから、「ししゃも」も大好きなメニューとなりました。

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
しかし、居酒屋だと明るさが足りないことが殆どなので、やはり撮りやすいのは明るいカフェランチ。

<等倍画像>

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8

<等倍画像>
シズル感というよりも、フォビオンの油感がたまりません。

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
ショーウィンドウの、布地を撮るのも楽しい。

<等倍画像>
手触りが伝わってくるよう。

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
しかし、やはり得意は鉄モノ。

<等倍画像>
これも開放f2.8です。
この記事に関しては、他に気付いたところなどあれば追記していきたいと思います。

1. SIGMA Photo Pro のダウンロード
2. SIGMA Photo Pro の現像手順
3. モノクロームでの現像
4. 作例
1. SIGMA Photo Pro のダウンロード

SIGMAのRAWファイル"X3F"は、Lightroom・フォトショでは開けません。
SIGMAのホームページより、SIGMA Photo Proをダウンロードする必要があります。

サポートからダウンロードを。

カメラ製品からソフトウェア。

SIGMA Photo Proを選択したら・・・

後は指示に従ってダウンロード。
2. SIGMA Photo Pro の現像手順

SIGMA Photo Pro(以下SPP)を起動します。
メインウィンドウで、サムネイル表示の種類を選択します。

サムネイル表示

クイックチェック(サムネイル横)表示

クイックチェック(サムネイル縦)表示

拡大表示
しかし、実際の画像より画質が劣ります。

サムネイルをダブルクリックすると、レビューウィンドウ・調整パレットが表示されます。

このボタンで「表示ガイド」が表示され、「警告」のチェックボックスで露出警告のオン・オフが切り替えることが出来ます。
また赤丸横のボタンは、調整パレットの表示・非表示の切り替えとなります。

画像を拡大する時は、「表示モードの切り替え」をクリック。

待ちます。

拡大表示。

サムネイルの拡大表示とはまるで違う、解像度の高い等倍画像を確認することが出来ます。

赤枠の部分で、基本的な調整を行います。
調整パレットの一番下に「トーンカーブ」とありますが、これは現行モデルのQuattroセンサー機からの機能でMerrillセンサー以前のモデルでは使えません。
赤枠上にあるディテールも同様です。

メニューバーの"SIGMA Photo Pro"から環境設定を開き、「前回の調整設定で開く」をチェックしておくと新しいファイルを開いた時に前回の設定がそのまま適用されるので、似たような写真を続いて現像する時には便利です。

続いては、SPPの特筆すべき機能である"X3 Fill Light"について。
ザクっと言うと、明部の露出は変えずに、暗部の露出のみを補助光的な効果により補正するという機能です。
プラスに振ると暗部が持ち上げられ、全体的に明るくなります。

マイナスに振ると、暗部が沈んだように暗くなるのです。

さらにコントラストやシャドウを調整すると、独特な雰囲気の1枚を作ることが出来ます。

画像を保存します。
JPEG/TIFFをクリック。

この画像のままで良ければ、保存先を指定しJPEGで保存。
私の場合はTIFF 16-bit で保存してLightroomで読み込み、さらにフォトショで追い込みます。
なお、SPPには傾き補正、トリミング等の機能はありません。
3. モノクロームでの現像

お次はモノクロモード。

フィルムグレイン、周辺減光効果などのメニューが加わります。

モノクロこそ"X3F Fill Light"をマイナスに振りたいのですが、元の写真が暗く真っ黒になるので露出・シャドウをプラスに振った上でフィルライトを落として現像してみました。
4. 作例

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
雲が面白いと、X3F Fill Lightをプラスにするかマイナスに振るか悩むとこです。
X3F Fill Light マイナス

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
X3F Fill Light プラス

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
「鉄モノ」も楽しい被写体です。
X3F Fill Lightをマイナスに振って現像した上で、それでも消えなかったピンクの看板をフォトショで消しました。

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
極端にプラス方向に振ると、HDR風な1枚が出来上がります。

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
続きましては料理写真。

<等倍画像>
料理写真に関しては、基本絞り開放 f2.8で撮ってます。

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
赤魚の煮付け。

<等倍画像>
フォビオンで撮るようになってから、「ししゃも」も大好きなメニューとなりました。

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8
しかし、居酒屋だと明るさが足りないことが殆どなので、やはり撮りやすいのは明るいカフェランチ。

<等倍画像>

SIGMA DP2 Merrill 30mm f/2.8

<等倍画像>
シズル感というよりも、フォビオンの油感がたまりません。

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
ショーウィンドウの、布地を撮るのも楽しい。

<等倍画像>
手触りが伝わってくるよう。

SIGMA DP3 Merrill 50mm f/2.8
しかし、やはり得意は鉄モノ。

<等倍画像>
これも開放f2.8です。
この記事に関しては、他に気付いたところなどあれば追記していきたいと思います。
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